スモークするチーズの秘訣☆

2017.09.19

「スモークして美味しい食材は??」と言われて、
真っ先に思い浮かべるのが「チーズ」という方も
多いのではないでしょうか。

バーベキューの燻製などでも、定番中の定番の食材がチーズです。
今まで燻製BALPALでも、最高のおつまみ、ワインのあてを世に出すべく色々なナチュラルチーズを燻製してきました。
今回は、今まで燻製してきたナチュラルチーズを紹介してみたいと思います。


ブリー

最近は、近くのスーパーでも、見かけることが多くなり、知名度もグッとあがってきました。
カマンベールチーズと製法や風味も似ていることから、カマンベールスモークに劣らないくらいスモークとの相性は良いです。
いろいろなタイプのブリーのスモークをイベント等では、販売させていただいております!
ハーブの効いたブリーハーブ スモークは、随時販売中です!


タレッジョ

北イタリアのロンバルディア地方 タレッジョ渓谷 が原産地のウォッシュチーズです。
ウォッシュの中ではクセや香りが抑えめで、ウォッシュ初心者にもオススメしたいチーズです。
スモークすると、クセや香りが随分と和らぎ、さらに食べやすくなります。
それは、それで美味しいのですが、
折角のタレッジョの香り深さが無くなっちゃいます・・・

イタリアがテーマのイベントで、販売させていただいたことはあるのですが、
折角のイタリアを代表するウォッシュに、少し申し訳ない気がしました。


モッツァレラ

水牛製(ブーファラ)と乳牛製(バッカ)があります。
水牛製の方が、風味が濃いので、バッカよりブーファラの方が、スモークとの相性は良いです。
モッツァレラは、シンプルなだけに、本当に奥深いチーズで、これからも
”スモークしたチーズを中にくるんでみたり”
”思いっきりハードにスモークしてみたり”
”ミルクにこだわってみたり” と♪
モッツァレラの可能性を追求していきたいと思っています。
モッツァレラスモークも定期的に販売させていただいております。

世界三大ブルーチーズ

まずは、ロックフォール。フランス最古のチーズです。
バターのようなねっとりとした食感とピリッと舌を刺激する個性的な味わいが、甘口の白ワインに最高に良く合います。
こいつをスモークすると、ロックフォールの個性的な味わいが・・・
薫香とガチンコでぶつかってしまいます・・・なので、ロックフォールは今までも販売させていただいたことがありません。

イタリアのゴルゴンゾーラには、ドルチェ(甘口)とピカンテ(辛口)があります。
ドルチェは、青カビの程よい刺激となめらかで甘い口当たりのバランスがなんともいえず、美味♪
ここに、薫香が入ると、このバランスが崩れてしまって、よくわからない複雑な味になってしまいます。
もし、スモークに挑戦しようと思っている方は、ピカンテをお奨めします。

最後は、イギリス自慢のチーズ、スティルトン。
青カビのスパイシーさと程よい塩味を感じるブルーチーズです。こちらは、本場イギリスでもスモークは一般的です。
本場でも食べられているだけあって、スティルトンは、スモークと相性抜群です。
できるだけ、ハードスモークにした方が、美味しいので、溶けるぎりぎりを見極めながら、何度かに分けて、燻製します。
三大ブルーチーズの中でも、このスティルトンは、定番でオンラインでも販売させていただいております。→ブルー・スティルトン スモーク

ブルーチーズのスモークに興味がある方は、是非♪♪♪


クルティン

北イタリアのチーズ。銘酒バローロと相性抜群のチーズです。
だんだんとキワモノになってきましたが・・・
これは、トリュフと野菜を煮込んだ牛乳を使ったチーズです。
細かく刻んだトリュフ自体も入っているおしゃれで高級なチーズです。
スモークすると、めっちゃ美味しそうな、クッキーのような見た目になりました♪

もちろん味は全然クッキーではありません。
薫香が見事にトリュフの香りを邪魔しています・・・・


いや、予想はしていたんですが・・・
え? じゃあなんで燻製したのか?
そんなの、決まってるじゃないですか。

そこにチーズがあったからですw


まだまだ、書き切れないくらい、たくさんのナチュラルチーズを燻製してきました。
そこに、山があっても、簡単にエベレストは登頂できませんが、そこに食材があれば燻製することはできます。
燻製は、実際にしてみるまで本当にどうなるかわかりません。
これからも色々なナチュラルチーズを燻製して、新しい出会いを求めていきたいと思います♪

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