数百年の歴史の始まり~淡路島のオリーブ~

2018.07.15

燻製やチーズと抜群の相性を誇る「オリーブ」は、
燻製BALPALにとって無くてはならない食材です。

国産オリーブオイルや新漬オリーブといえば、小豆島が有名ですが、
お隣の島「淡路島」のオリーブ♪

淡路島は、神戸から、明石海峡大橋を渡ればすぐの
瀬戸内海では最大の面積と人口を誇る島です。

途中立ち寄った淡路島の北端のサービスエリアからの
「明石海峡大橋」です。
↓↓

「淡路島のオリーブ」への道すがらの「明石海峡大橋」


この明石海峡を渡って、すぐあるのが、
関西電力の淡路風力発電所(大きな大きな風車が並びます)
その風車の周りに7Haにおよぶ畑。
ここに、2000本以上のオリーブの樹が定植されています。

7Haにも及ぶオリーブ畑


小豆島は、スペイン品種のオリーブの樹が多いですが、
淡路島は、イタリア品種。レッチーノ等、テーブルオリーブにも
できる品種なので、オイル以外の可能性も大きく拡がります。

小豆島は、早採りの「新漬オリーブ」というフレッシュオリーブが有名ですが、
販売時期も限られており、日本のいわゆる浅漬のような存在です。
イタリアのテーブルオリーブ(塩蔵・熟成して年間流通するオリーブ)のように
国産オリーブを熟成するというのは、あまり聞いたことがありません。

イタリアのオリーブのように熟成できる「淡路島産オリーブの実」

今は、まだ、樹が小さい(5歳くらい)ので、たくさんの実はつけられない
のですが、これから、300年~500年(オリーブの実を畑で収穫できる平均寿命)
の歳月の始まりかもしれないと思うと、とんでもなく長い歴史の始まりです。

パレスチナには、キリストの時代からある推定樹齢2000年以上の
オリーブの樹もあるそうです。
柿やミカンの樹も長いですが、それ以上に長く収穫できるオリーブの樹。

淡路島のオリーブの樹を支えていこうと誓った一日でした。

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