RICOTTA スモーク!?
タイトルの画像は、出来立てのリコッタを乾燥・スモークしている途中の写真♪
チーズ作りで感じる「ホエーを捨てる勿体なさ」
いろいろなチーズを作っていく上で、すごく勿体ないなぁと感じるのが、
「ホエーを捨ててしまうこと」です。
チョー新鮮な生乳からでるホエーは、栄養価も風味も抜群です。
でも、日持ちがしないことや、流通に向かないので、ほとんどのチーズ工場では、ホエーが捨てられているのが現状です。
生乳から分かれる「カード」と「ホエー」の割合
生乳を固めていくと、固形分のカードと液状のホエー(乳清)に分かれます。
固形分のカードから、いろいろなチーズを作っていくのですが、
ホエーが9割 カードが1割くらいなので、固形分より、ホエーの量の方が、圧倒的に多いんです・・・・
ホエーを活用するチーズ「リコッタ」とは?
「少しでも、捨ててしまうホエーを減らしたいっ」ということで、「リコッタ」を♪
「リコッタ」とは・・・再び(ri) 煮た(cotta)という意味の、チーズ生成過程で生じたホエーを煮詰めて作るものです。
そんなリコッタを、スモーク♪
農芸高校の生乳を使ったリコッタ作り
今回は、大阪府立農芸高校の乳牛の生乳(農芸ミルク)を使って、
生徒さん達と一緒に製造したクリームチーズの「ホエー」をリコッタにしてみました!!
クリームチーズ製造過程で排出されるホエーでリコッタを作れるかどうかは、試したことがなかったのですが、
見事に美味しそうなリコッタができました♪
リコッタを乾燥・燻製して「リコッタスモーク」へ
完成したリコッタチーズを、1週間程度かけて、乾燥・燻製していきます。
まだまだ、水分を抜いていかないと、しっかり固まってこないのですが、
きっと、美味しい「リコッタスモーク」が完成すると思います。
お酒にも合うといいなぁ、と想像も膨らみます。
日本では珍しい「リコッタスモーク」の商品化へ
商品化までは、なかなか道のりが長そうですが、
日本では、まだまだ珍しいというか
売っているのを見たことがない「リコッタ スモーク」♪
今年中には、商品化できるかな!?